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2009年1月の投稿

Phantasy Star Universe-L・O・V・E 【2-19】

ビリー    「はいチャース、チャッチャチャース!」
ヘイゼル   「もう、氏ねよ~。何だよコイツ気持ちわりぃ・・・('A`)」
ビリー    「こだわりを持って小説を書くって良いよね。登場人物の生き様を書く・・・最高だよね」
ヘイゼル   「もう何言っちゃってんのか解らねえよ・・・お願いだから雷獣にショックレジスト装備しないで行って、感電してイライラして来て~('A`)」
ビリー    「自分への挑戦の為にランキングに参加したりする気概、そういう自分好きかも」
ヘイゼル   「どんだけ自分好きなんだって! 鏡と作品読み返してから物言えって・・・もう☆1の武器をSグラインダー+10で強化して来て~('A`)」
ビリー    「皆さんも小説が面白かったら右側のバナーをクリックして応援してくれよな!」
ヘイゼル   「結局宣伝かよ! もう、氏んで~ッ('A`)」
ビリー    「・・・・・・微妙なんだぜ?('Д`)」
ヘイゼル   「・・・・・・みなまで言うな('Д`)」
ユエル    「ザ・パンチのネタ・・・終わったッスか?(゚∀゚)」
ヘイゼル   「難いわッ! ハードル上げんなよッ!(#゚Д゚)」
ユエル    「次回は""あたりでいくッスかね(゚∀゚)」
ヘイゼル   「ノーサンキュー!(#゚Д゚)」
ビリー    「(何気に初参加の俺が華麗にスルーなんだぜ) Σ(´Д`lll)」

--------- 再開 ----------

【Omen(兆し)】 Scene-01

カーテンの閉じられた薄暗い部屋、アリアはベッドの上で膝を抱えて座っている。

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目の前に置かれた携帯ビジフォンがバイブで揺れながら、呼び出し音を奏でていた。
『IT HURTS ME』
この呼び出し音の設定を勝手にしたのはビリーだ。
はるか昔に絶大な人気を誇った男性歌手のバラードだと彼は言っていた。
だが、アリアは震えるビジフォンを見つめながら、通話に出ようとはしない。
ビリー・G・フォーム、今聞きたいのは彼の声ではない。
私は彼の声が、言葉が聞きたかった。
私が必要だと……。それが言い訳でも、彼の口から、その言葉を聞きたかった。
だから、私は待っている。
彼(ヘイゼル)からの電話を―――。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「駄目だ……アリア出ないんだぜ」
一向に応じないアリアへの電話を諦め、ビリーは通信を切った。
「そうか……じゃあ、後でメールで伝えておいてくれ」
他人任せなヘイゼルの言葉にビリーは眉を顰める。
「お前から連絡してやったらどうだ? 彼女も、お前から電話貰った方が喜ぶと思うんだぜ?」
「電話とかメールとか嫌いなんだよ……解ってるだろ? お前に任せる」
面倒臭そうに告げるとヘイゼルは歩き出す。ビリーはため息を吐き、ヘイゼルの後を追って、ガーディアンズ支部へ入って行く。向かうは支部内に在る医療施設である。
その二人の背中を見送る人影があった。
肩口まである緋色の髪と、肘まで届く緋色のケープ。
全身を覆う、動き易そうな外装パーツも緋色。
薄い眉に鋭い瞳も緋色。
全てが緋色で構成された、『緋色の女』
その中で彼女の髪に飾られた、花の形をした髪飾りだけが異彩を放っている。
「妬み、嫉(そね)み、擦違い……」
緋色の女は小声で呟く。
「データ検索―――」
緋色の女がガーディアンズネットへアクセスし記録を辿る。
機動警護班所属 "ユエル・プロト" 作戦履歴。
……レリクス調査ミッション同行者。
ヘイゼル・ディーン、ビリー・ゴウ・フォーム、アリア・イサリビ……。

【アリア・イサリビ】

アリアのデータがピックアップされ、彼女の個人データが展開された。
それは本人以外は知る事の出来ない個人の情報。
即ちハッキングである。
緋色の女はアリアが現在住んでいる住所を探し出した。郊外にあるガーディアンズ職員専用の短期滞在型マンション、その一室(マイルーム)。
「―――でも、それは致命的な擦違い……。さあ、絶望の種を蒔きましょう」
緋色の女の口元がニヤリと微笑む。それは下弦の月のように鋭い笑み。美しく、残酷に、歪んだ笑みだった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

作戦名(ミッション・コード) 『King in the wilderness(草原の支配者)』 終了から二日―――。
予想だにしなかった作戦の結末を迎え、困惑するヘイゼル達は現場の処理をルウ達、諜報部に引継ぎ、現地を去る事にした。
誰がディ・ラガンを処分したのか。不正アクセスにより起動したトランスポーターと、転送されたSUVウェポン。束の間、垣間見た緋色の女の正体……全ては不明であり到底、納得いく物ではなかったが、ユエルは意識を失い、ジュノーは大破という予断を許さぬ状況もあり、現地にメンバーを回収に来たランディングGフライヤーにユエルとジュノーを収容すると、その足でホルテス・シティまで帰還し、ガーディアンズ支部の医療施設へ直行した。
病院に着いて間も無くユエルは意識を回復、ジュノーも頭脳体は無傷である事が確認された事は不幸中の幸いであった。
怪我の具合の軽かったユエルは、経過観察と精密検査を兼ね、短期入院する事になったが、ジュノーは多少深刻な事になっていた。ジュノーのボディは破損が酷く、リペアが不可能だったのだ。モリガンが処置を検討した結果、ジュノーの頭脳体を新しい身体に移植する案が出たのだが、パートナーマシナリーの製造元であるGRM社に、"GH-450"型の素体在庫が無いらしく、納入まで多少時間が掛かるとの回答があり、止む無く、GH-450の素体が入荷するまで、仮のボディに移植する運びとなった。
その処置も終わり、ユエルも特に異常は見られなかった為、二人揃って今日退院する事になっている。
「また、アンタには面倒をかけちまったな」
キャスト専門医にしてエンジニアである、モリガン女医の控え室を訪ねたヘイゼルは、礼を言った。
「今更何を言っている。これ位の手間等、お前が私に掛けた面倒に比べたら何でも無いさ」
と、鼻で笑うモリガンに、ヘイゼルは渋面を見せた。
その様子に満足すると、モリガンは応接テーブルに無造作に置かれた、コーヒーメーカーのサーバーを抜き出し、二人分のカップに淹れたてのコーヒーを注ぐ。
「ジュノーの最終調整は終わっている。間も無く此方にやって来るだろう。コーヒーでも飲んで待っていると良い……。そして、ユエルなんだが―――」
モリガンからコーヒーの入ったカップを受け取り、二人がカップを口にした時、モリガンの台詞を中断させ、部屋の自動扉が開いた。
「ヘイゼル様―」
話題の主が主人の名を呼び部屋に入って来る。その声はヘイゼルが記憶していた彼女の声より若干低い気がするが……?
「お、来たんだぜ……って、ブッ!」
扉の方へ視線を移していたビリーが突然、口に含みかけたコーヒーを吹き出した。
「汚えなッ! 何してやが……ブフゥッ!」
ジュノーに目を移したヘイゼルも同様にコーヒーを吹き出す。
砂色で、柔らかそうな少し癖のある猫毛のショートカット。ルビーのように赤い瞳。華奢な作りの身体に、裾がスワロウテイルになっている空色の上着、太股も露なショートパンツを身に付け、膝下の白いソックスを穿いたジュノーが、クルリと身体を一回転させ生まれ変わった姿を二人にアピールして見せる。
「ボク、男の子になっちゃいました―」
年の頃、十二~三歳程の少年の様な出で立ちに変貌したジュノーがそこに居た。

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「モリガァァァァァァンッ! アンタが用意した仮の素体ってコレかよ!?」
人差し指をジュノーに突きつけながら、ヘイゼルはモリガンに詰め寄った。
「可愛いだろ? 癒し系だぞ」
悪びれもせずモリガンは笑顔を浮かべている。
「だぞ、じゃ無えッ! 何でよりによって“GH-470”なんだよ! こんなの連れて歩いてたら俺にあらぬ疑いが掛けられっぞ!」
ヘイゼルが憤慨するのも無理は無いかもしれない。
少年型パートナーマシナリー(GH-470)は俗称”ショタ系PM”と呼ばれ、特殊な趣味のお姉さんに(一部のお兄さんにも)絶大な人気を持つPMなのだ。
「私は可愛いと思うんだがなあ?」
と言いつつ、モリガンはニヤニヤしている。
「てめえ……嫌がらせだな! わざとだな!?」
「ヘイゼル様ー……姿の変わったボク、そんなに嫌ですかぁ?」
ジュノーはヘイゼルの荒れた態度に消沈した様子で、上目遣いに主人の顔を見上げた。
「お前も涙目を止めろ! つーか、中身(頭脳体)は一緒なのに何で一人称が“ボク”になってんだよッ!」
「その方が雰囲気が出るかと思って」
それまでと違った甘えるような声を止め、ジュノーもニヤニヤ笑いを浮かべている。
「てめえもグルだったか―――ッ!」
ヘイゼルは自らのPMの背信行為に絶叫していた。そして味方を求めビリーに助けを請う。
「ビリー! 黙ってないで何か言え!」
振られたビリーは暫し考え込む仕草を見せた後、小さく咳払いをし口を開いた。
「まあ何だ……こんな可愛いパシリが女の子の訳が無―――!」
「死ねぇ―――ッ!」
ヘイゼルはそんなビリーの後頭部にとび蹴りを放っていた。

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《続く》

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Phantasy Star Universe-L・O・V・E 【2-18】

ユエル    「ど~も~ッス! いやあ、私この間インターネットの“やほお”で面白いネトゲを知ってしまったッスよ」
ヘイゼル   「“やほお”じゃなくて“Yahoo”な。グーグルだと『もしかして:yahoo』で教えてくれるけどな」
ユエル    「皆さん“ファンタシースターユニバース”ってネトゲをご存知ッスか?(゚∀゚)」
ヘイゼル   「知らなかったのかよ! と言うか自己否定だぞそれ!? Σ(´Д`lll)」
ユエル    「今日は、その通称“PSU"の世界観を使った小説のブログを紹介したいと思うッス。ぶっちゃけ此処なんッスけどね(゚∀゚)」
ヘイゼル   「結局、宣伝かよッ! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「実はこのブログ、ブログのコミュニティサイトの一つ"にほんブロブ村”の・・・」
ヘイゼル   「”ブログ村”な! 宇宙からの不明物体みたいになっちゃってんぞ!(#゚Д゚)」
ユエル    「長編小説部門ボブキングにエントリーしてるッスよ」
ヘイゼル   「ランキングだよ! ボブキングがエントリーしてたらそっちを見たいからッ!(#゚Д゚)」
ユエル    「皆さんも小説が面白いと思ったら、画面右側のバーナーを・・・」
ヘイゼル   「焼切っちゃだめだよね! バナーの事だよね! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「指で押してみて下さいッスね(゚∀゚)」
ヘイゼル   「タッチパネルじゃないから! マウスでクリックでしょう!? Σ(´Д`lll)」
ユエル    「・・・・・・ごめんッス、”ナイツ”ネタはやっぱり難しいッスよ(;´Д`)」
ヘイゼル   「じゃあ、何故やった!(#゚Д゚)」

--------- 再開 ----------

【Assault of the Diragan】 Scene-10

ユエルを追い平原を走るヘイゼルとビリーは、前触れも無く樹林に轟いたディ・ラガンの咆哮に驚き足を止めた。
「何だ!?」
それは雄叫びと言うよりも苦悶の叫び、断末魔の絶叫。
訝るヘイゼルの隣でビリーが空を指差し叫んだ。
「あれは―――!?」
瞬間、空に眩い閃光が走る。ヘイゼルも空を見上げると、木立の間から覗く空に幾何学模様の様な物が浮かび上がっていた。複数の印章(シジル)が立体的に組み合わさり、回転する複雑な紋様である。

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「……転送紋か?」
ヘイゼルが言う"転送紋"とは、転移装置(トランスポーター)が作動した際の転送術式が、フォトン光となり具現化した時に生じ空中に現れる紋様の事だ。
「誰かが"SUV"を転送したんだぜ?」
ビリーが疑問を口にした。
"SUV"正確には"SUVウェポン"と呼ばれるそれは、同盟軍が所有し殲滅戦等に使われる攻撃武装である。
兵装は、『20mm~25mm機関砲』『フォトンメーサー砲』『マイクロミサイルコンテナ』『対地衛星レーザー砲』……等等、形体、用途に応じ複数の分類を持ち、個人兵装としては最強クラスの攻撃力を有する武装だが、反面、その巨大さ故、携帯はおろかナノトランサーに収納する事すら不可能な兵装システムだ。
普段は同盟軍が所有するアーセナル衛星に格納されているが、使用者の要請を受ける事で転送システムが作動し、要請者の元へ転送される仕組みになっている。
同盟軍は三つの惑星上でこれを利用する為、三惑星間、及び三惑星の衛星軌道上に張り巡らされた、ガーディアンズの衛星ネットワーク、"GSN"を利用している。その見返りとして、ガーディアンズはこの兵器の使用を特別に許されているのだ。
このシステムは"転送座標軸補正"と"ナビゲーション能力"を機能として有する、キャストのみが使用可能なシステムで、ガーディアンズに所属するキャストは同盟軍から使用権を買う事で、条件付ながら使用を許可されている。
そのSUVウェポンが使われたのだろうか?
その武器を何を相手に……?
想像する事は難しくなかった。
だが疑問は残る、SUVを誰が召還したかと言う事だ。
「……まさか、ユエルちゃんか?」
「違う、あいつはSUVを所持していなかった!」
ユエルもSUVの使用が可能なキャストである。だが、ビリーの疑念をヘイゼルは否定した。以前、ユエルと話した事がある。彼女はSUV使用権を持っていないが、権利を買う為に貯金しようと思っていると……その後、彼女の口から権利を買ったとは聞いていない。実際、ヘイゼルが彼女のステータスを覗き見た時、彼女はSUVを管理するユニットを装備していなかった。
『今、こちらでも解析中です……』
作戦室から口を挟むルウの指は、物凄い勢いでコンソールの上を走っていた。

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「SUV転移ゲート開放中……要請者検索……これは……ダミーデータ?」
今現在、ガーディアンズ管理システムで処理されているデータは、召還者の情報、転移されたSUVウェポンの種類、履歴に至るまで巧妙に偽装されたデータであった。
「ファイアーウォールが突破されて管理システムがクラッキングを受けています。SUV要請者、GSネットワーク内で特定できません」
転送装置で転移したと思われるSUVウェポンは正規の物では無い。解ったのはそれだけだ。
「埒が明かない、とにかくあそこへ行ってみようぜ!」
ビリーの意見にヘイゼルも頷いた。
転送紋が確認された地点は、ディ・ラガンにより木々が薙ぎ倒された先に有る。おそらくユエルも其処に……二人は樹林を走った。高速で過ぎる緑の景色の中に、違和感の有る緋色が交じる。ヘイゼルは一瞬、木立ちの間に立つ人影を見た気がした。
「!?」
装束かどうかは判断できなかったが、緋を纏った身躯、緋色の髪。身体つきから言って女性の物だったかもしれない。全てが緋で覆われた緋色の女。それは不快な薄ら笑いを浮かべていたような気がした。

008
「ビリー、今……」
足を止めずにヘイゼルはビリーに訊ねる。
「ああ……木立の中に誰か居たんだぜ」
やはり自分の見間違いではなかったのだとヘイゼルは思う。
だがこんな所で、一人で、誰が、何故?
あの女がSUVを召還したのか? と、すれば緋色の女はキャストと言う事になる。いや、そもそもあれは人だったのか? 幽鬼めいた、この世ならざる存在では無かったのか? 疑念は尽きない。しかし―――!
「今はそれどころじゃない筈なんだぜ!」
「そうだ、解っている!」
今はユエルを救う事が最優先だ!

走る、走る、走る、走り―――。
やがて二人は樹林を抜け平原に飛び出した。一瞬、眩しさに視界が眩むが、その白ずむ視界の中でヘイゼルは地面に横たわる少女の姿を発見した。
「ユエル!」
此処からでは彼女が無事かどうかは解らない。ヘイゼルは少女の名を呼びながら一目散に駆け寄る。ディ・ラガンにあれほど感じていた殺意は今は何処かに吹き飛んでいた。今はユエルの無事を確認する事しかヘイゼルの頭には無い。
「!?」
並走していたビリーが何かに驚き足を止めたが、ヘイゼルは構わず、地面に横たわったユエルの身体を抱き起こしていた。
「ユエル……」
ヘイゼルはユエルの全身をくまなく見渡した。彼女の身体には多少の擦り傷や、火傷の痕が有る物の生命に関わる負傷を負ってはいない。どうやら意識を失っているだけの様子だ。ヘイゼルは一先ず安堵した。
ユエルを介抱するヘイゼルから、少し離れた位置でビリーは立ち尽くしている。視線は二人を捉えていない。ビリーはイヤホンに片手を当てながら、携帯ビジフォンのカメラを周囲に向けていた。
「作戦室……見えるんだぜ?」
ヘイゼルは作戦室との通信を繋ぎ、カメラの映像を送る。その声色には戸惑いと驚愕の色が強い。
『―――はい、こちらも確認しております。ですが、これは……』
作戦室のモニターに送られる映像を見ながら、ルウも呆気に取られていた。
此処で何があったのかは解らない。
ただ、僅かな時間の内に異常な出来事があったのは想像に難くなかった。
目前に巨大なディ・ラガンの身体がある。本当に大きい巨体だ、記録される最大値を更新する大きさかもしれない。正直、このディ・ラガンと戦う気は起こらなかった。そのディ・ラガンの頭蓋は原型を留めぬほど変形していた。あれ程二人を苦しめた頑強な甲殻にも、いとも容易く無数の孔が開けられている。

煙を上げ燻ぶる肉の断面、夥しい血痕で染められた平原の大地―――。

ディ・ラガンは腹部から上の部分と下の部分、身体を腹部から断たれ、二つに分断され―――。

既に絶命していた。

009

【Assault of the Diragan(終)】 《次章へ続く》

--------- ここまで読んだ ----------

ユエル    「・・・やっと終わったッスよ、この章・・・(;´Д`)」
ヘイゼル   「まとめの時は、この章二つに分けるって言ってたぞ、中の人・・・」
ユエル    「計画性がないからッスね (ノ∀`) ・・・それはそうと今回の後書きッス!」
ヘイゼル   「おう!」
ユエル    「この章の最後は全体の山場の一つでもあり、中の人もかなーり! 力入れて書いてたッスけど・・・」
ヘイゼル   「ほう・・・」
ユエル    「力量不足のせいで自分の考え通りの描写が出来ずにブルーになってるみたいッスよ(゚∀゚)」
ヘイゼル   「wwwwwwwwm9(^Д^)」
ユエル    「・・・草生やすなッスよ(゚∀゚)」
ヘイゼル   「・・・ハイ、すみません。調子に乗りました(;´Д`)」
ユエル    「さあ! これから物語はいよいよ佳境に入り、全ての謎が解き明かされたり、なかったりするッスよ!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「どっちだ! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「次章、【Omen(兆し)】お楽しみにッスね!(゚∀゚)」

Phantasy Star Universe-L・O・V・E

それは、戦火に彩られたL・O・V・Eの物語―――。

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Phantasy Star Universe-L・O・V・E 【2-17】

ヘイゼル   「アレ? 今日は俺から喋るのか? アイツは・・・?(;´Д`)」
???    「両手を上げるんだ―――ッス! 大人しく両手を上げるッスよ!(銃を突きつける)」
ヘイゼル   「うおゎッ! なんだ!? Σ(´Д`lll)」
???    「PSUの小説があると聞いて来たッスよ・・・・・・ジャック・バウアーッス!」
ヘイゼル   「ユエルじゃねえかっ! Σ(´Д`lll)」
ユエルジャック「チャッ!(銃を向ける)」
ヘイゼル   「解ったよ、付き合えば良いんだろ! 面倒クサエなッ! ・・・ジャック・バウアーってあの24のジャックバウアーですか!?」
ユエルジャック「本当は16歳ッスけどね(゚∀゚)」
ヘイゼル   「年齢の事じゃねえッ!(#゚Д゚)」
ユエルジャック「君に聞きたい事があるッス。このブログに、とあるブログランキングの上下に関わる装置があると聞いて来たッス!」
ヘイゼル   「・・・それってこのブログの右側にある、“にほんブログ村 長編小説部門”の投票バナーの事か?」
ユエルジャック「・・・・・・それだッス!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「また変化球かよッ! 今度は何だ!“どきどきキャンプ”ネタか!(#゚Д゚)」
ユエルジャック「小説を読んでくれる君! 面白いと思ったらポチッって欲しいッス(゚∀゚)」
ヘイゼル   「結局、宣伝かよッ! Σ(´Д`lll)」
ユエルジャック「(小説を読んでくれたお客様)君を巻き込んでしまった事を・・・・・・すまないと思っているッス(゚∀゚)」
ヘイゼル   「帰れッ!(#゚Д゚)」

--------- 再開 ----------

【Assault of the Diragan】 Scene-09

ディ・ラガンを追って平原を駆けながら、ヘイゼルは独り言のように呟いていた。

007
「何故、ディ・ラガンは俺達ではなくユエルを襲撃した? 番を殺された恨みを向けるなら、それは俺達への筈だ」
『故にかも知れません……』
返事を求めた訳ではなかったが、イヤホンから聞こえたルウの言葉は、およそ現実的なキャストの物とは思えない物だった。
目には目を、歯に歯を―――。
番を奪われた恨みを、此方の仲間を奪う事で晴らそうと言うのか!
「馬鹿なッ! 復讐でユエル達を襲ったてのか!? 獣風情にそんな知性がある訳が無い!」
歯噛みし、ヘイゼルは吐き捨てる。
『確かにディ・ラガンにその様な思考があるとは思えませんが、現実に襲われているのは、別行動中だった貴方の仲間である事に変わりは有りません。一刻も早く合流し、可能であれば撤退して下さい』
「言われなくとも解っている!」
それ以降、言葉を発する事無く二人は走り続けた。
だが、口を開かないと悪い予感ばかりが浮かび、気だけが焦る。
不意にヘイゼルの頭を過ぎる血塗れのユエルの幻影。
白い身体が緋色に染まり、体中の肉(生体パーツ)は無惨に食い千切られ、光を失った緑の瞳が黒い森が湛える湖面のように暗く見開かれている。
その悲惨な姿がビーストの死体とだぶる。
ユエルの死―――。
(馬鹿な事は考えるな!)
ヘイゼルは激しく頭を振り、幻想を振り払う。焦る意志に反し付いて行かない足がもどかしい。
暫くして二人は、ユエル達が最初に襲撃されたと思わしき場所に辿り着いた。周囲の樹木が広範囲に薙ぎ倒されている。此処からユエルとジュノーの二人を追跡するのは簡単だ。ディ・ラガンが薙ぎ倒した痕跡を辿れば良い。
更に進むと爆発と思しき物で地面が抉られ、樹木が吹き飛ばされた場所に出た。吹き飛ばされた樹木は僅かに炎を上げ燻っている。
「ナパーム・ブレス(粘性爆発火球)の跡みたいだぜ……」
現場状況からビリーはそう断定するが、ヘイゼルは彼の言葉も耳に入らない様子で辺りを窺っていた。僅かに離れた場所には炎により地面が焼かれた跡がある。こちらはディ・ラガンのブレス(炎の息)により生じた物だろう。
「!?」
ヘイゼルはディ・ラガンの巨大な足跡が残された窪みに何かを発見し近付いた。辛うじて原型を留めているそれは、変わり果てたジュノーの姿だった。
「ジュノー!?」
ヘイゼルとビリーは慌てて彼女の元にしゃがみ込む。ジュノーの全身は黒く焦げ、顔面の人工皮膚は破れ機械部分が剥き出しになっていた。左腕は失われ、残った四肢もあらぬ方向に曲がり、身体も潰されひしゃげている。見るに堪えない酷い有様だ。
「ヘ……イゼ……ル様……」
ヘイゼルに気付いたジュノーはギシギシと軋んだ音を立てて、無理やり顔を動かし声を発した。辛うじて稼動できるようではあるが、ジュノーは大破状態だ。人で言うなら瀕死に等しい状態である。
「ユエ……ル……さん……を……おねが……です……」
「解ったから喋るな! 後は俺達に任せて、大人しくシャットダウンしてろ!」
大破して尚、ユエルの身を案じるジュノーをヘイゼルは叱り付ける。だがその言葉はジュノーを心配する彼の本心の裏返し。
(相変わらずですね……)
痛々しいジュノーの顔に僅かに笑みが浮かび、彼女の瞳から光が失われた。
「ジュノ―――ッ!?」
ヘイゼルはジュノーの小さな身体を揺さぶる。見兼ねたビリーがヘイゼルの肩に手を置いた。
「ヘイゼル……今はミッションを終了させてシティに帰る事を考えるんだぜ。ジュノーちゃんはパートナーマシナリーだ。そう簡単にくたばりはしない。モリガン女医ならきっと何とかしてくれるんだぜ!」
「そうだな……」
ヘイゼルは小さく呟くと、ジュノーの身体をナノトランサーに収納する為、ドリズラージャケットに付属したデバイスのスイッチを作動させた。

(番を殺された復讐か―――)

ジュノーの身体が蛍火に似たフォトン粒子に変換され、ナノトランサーに収納されて往く。その様は荼毘に付され、火の粉に包まれる亡き骸を連想させた。

(良いだろう……お前がその気なら、俺も覚悟を決めてやる―――)

ジュノーの身体をナノトランサーに収納したヘイゼルがゆっくりと立ち上がる。

(ディ・ラガン……ユエルは殺させない……だが、テメエは殺す……俺が殺してやる!)

うつむき加減のヘイゼルの双眸は、押さえ殺した怒りに吊り上っていた。

004

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

襲い来る火球の爆発や高温の火炎を逃れ、必死で走っていたユエルは、突然辺りに樹木の無い平地に飛び出した。
「あ……ッ!」
小さく声を上げ足を止める。ディ・ラガンの足を緩め、身を隠す樹木が無ければ此方の不利だ。ユエルは踵を返し林の中に戻ろうとするが、そこには既にディ・ラガンが迫って来ていた。
「あ……あ……そんな……」
逃げるつもりが、追い立てられていたというのか。
ユエルは絶句して後退り、追われるままに平原に向かって走り出した。その行動はディ・ラガンにしてみれば狙い通りだ。狩る者と狩られる者の立場が変われば、ディ・ラガンは並ぶ事の無い無類の狩人。"平原の獣王"の呼び名は伊達では無い。
ディ・ラガンは逃げるユエルを弄ぶように、ゆっくりと長い首をもたげ火球を吐いた。火球は弧を描く軌道を辿りユエルに迫り地面に着弾する。

005
「きゃあああああぁぁぁぁぁ―――ッ!」
直撃こそしなかった物の、炸裂した火球の爆発に捲き込まれ、ユエルの小さな身体は驚くほど簡単に中を舞い、地面に叩き付けられた。
「あうッ!……ぅ……っ」
激痛に一瞬意識が飛ぶ。そのまま意識を失ってしまえば楽だったのだろうが、こんな時に限ってそう上手くは行かないらしい。朦朧とする意識の中、身体を起こそうとするが身体に力が入らない。ユエルは止む無く這いつくばって逃げるが、その時、樹林が爆発したように弾け飛び、樹木を薙ぎ飛ばしディ・ラガンが全容を現した。
遂にユエルは追いつかれてしまった。這い進むユエルではディ・ラガンから逃げ切れそうも無い。ディ・ラガンはそんなユエルの姿を嘲笑うように一際大きく吠えると、ゆっくりとユエルに迫って来た。
(殺される……死ぬ? こんな所で死んじゃうッスか……戦う事も、逃げる事も……何も出来ずに死んじゃうッスか?)
絶望と死の影がユエルを覆う。ディ・ラガンの巨大な顎がばくりと開き、無数に並んだ鋭い牙、血生臭い息がユエルに迫る。
もう諦めるしかないのか……ユエルの脳裏にはしばみ色の優しい瞳が浮かぶ。これが最後ならもう一度会いたかった……話したい事が沢山あった。
(ヘイゼルさん……)
万策尽きたユエルは観念し瞳を閉じた。

001_2

林の中に、その様子をじっと見つめる者が居た。それはスラリとした長身の女性キャスト。
「―――貴女はそれで良いの?」
女は誰にとも無く呟いた。
肩口まである緋色の髪と、肘まで届く緋色のケープ。
全身を覆う、動き易そうな外装パーツも緋色。
薄い眉に鋭い瞳も緋色。
全てが緋色で構成された、『緋色の女』
その中で彼女の髪に飾られた、花の形をした髪飾りだけが異彩を放っている。
「―――私はそれでも良いのだけれど、だけど……その終わりには絶望が足りないわ」
『緋色の女』の口元がニヤリと微笑む。それは下弦の月のように鋭い笑み。美しく、残酷に、歪んだ笑みだった。

003

《続く》

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Phantasy Star Universe-L・O・V・E 【2-16】

ユエル    「今回のお話しの中には、比較的グロい表現が含まれておりまッスよ。苦手な人は注意して下さいッスね(゚∀゚)」
ヘイゼル   「またかッ! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「そして此処で前回から始めたアレッス!」
ヘイゼル   「アレ・・・って?」
ユエル    「当ブログは只今、“にほんブログ村 長編小説部門”のランキングに挑戦中ッスよ!」
ヘイゼル   「またそれか・・・」
ユエル    「気に入って頂けたら、右側のバナーをアクセスカウンターが“”の倍数の時だけ阿保になって押して下さいッスね(゚∀゚)」
ヘイゼル   「ナベアツかよッ! と言うか微妙に変化球付けてきやがったな! 更にボケるのはお客さんかッ!(#゚Д゚)」
ユエル    「ボケもセルフの時代ッスよ? と言うか三段突っ込み凄いッスね・・・」
ヘイゼル   「そんな所に感心すんなッ!(#゚Д゚)」
ユエル    「ちなみにランキングのカウンターは、一日一回しかカウントされないので押しすぎ注意ッスよ」
ヘイゼル   「まあ、押す人がいればの話しだがな・・・(・∀・)」
ユエル    「 Σ(´Д`lll)」

--------- 再開 ----------

【Assault of the Diragan】 Scene-09

突如、飛来した巨大なディ・ラガンはユエル達が辿る天然の林道に着地する。慣性の乗った巨体は直ぐには制止せず、木々を押し倒し、地響きを立てながらユエル達に迫って来た。
ユエルは驚いた拍子に、手にしていた携帯ビジフォンを地面に落としてしまっていた。慌ててそれを拾い取ったユエルの腕をジュノーが引っ張る。
「ユ、ユ、ユ、ユエルさん! 逃げないと、走ってくだしあ!」
「ジュノーちゃん! 噛んでる、kんでるッスよ!」
同様に動揺して噛みまくる二人だが、戯れ合っている時ではない。
「と、とにかく逃げるッスよ!」
「は、はい、解りましたです!」
咆哮を上げて迫るディ・ラガンに背を向け二人は一目散で駆け出した。
「ユエルさん、出来るだけ林の中を逃げて下さい!」
「りょ、了解ッス~!」
ジュノーはユエルを誘導し樹林の中に逃げ込んだ。
ディ・ラガンは巨大だが、幸い地上での動きは鈍重だ。更に密生する樹木は障害物となりディ・ラガンの移動速度を鈍らせ、茂る枝葉がディ・ラガンの視界から身を隠してくれる。逃走経路としてこれ程適した場所は無いとジュノーは判断していた。
(これなら逃げられる。最低でもヘイゼル様達が救援に来るまでの時間は稼げる筈……大丈夫! 必ずヘイゼル様は来てくれる! だからそれまでは何としてもユエルさんを護らないと……)
ジュノーはチラリと後方を確認する為振り返る。木々の隙間から球状の形をした炎の塊が迫るのを視認した。これは―――!

001
「ユエルさんッ!」
「えっ? きゃ―――ッ!?」
ユエルはいきなりジュノーから本気の飛び蹴りを受け蹴り飛ばされた。
その直後、爆発が起こりユエルの身体は爆風で地面を何度も転がる。
「ひぇ~!?」
ジュノーはディ・ラガンが吐いた爆発火球の接近に気付いたのだ。しかし、ユエルに回避を警告する余裕は無く、彼女を突き飛ばすにしても、キャストとPマシナリーでは重量差が有りすぎる。止む無くユエルを蹴り飛ばす事で危機を脱したのだ。
「イタタ……ジュノーちゃん何をするッスか……」
そんな理由とは露知らず、ユエルは地面に打ち付けた鼻先を擦りながら振り返り、絶句した。
「ああああぁぁぁぁぁ――――――っ!」
絶叫を上げ、ジュノーが狂ったようにのたうちまわっていた。彼女の左腕は爆発の影響で二の腕の部分から吹き飛んでいる。
「ジュ、ジュノーちゃん!」
ユエルが血相を変え悲鳴を上げた。
ジュノー達はマシナリーとは言え、人やキャストと同じ様に感覚を備えている。
ジュノーは意味を成さない呻きを発しながら立ち上り、強引に痛みを伝達する神経回路を切り離し制御した。
片腕では長杖は使えないと判断したジュノーは、ナノトランサーから片手杖を転送すると、ユエルを背に構える。
「ユエルさん……は……逃げて……下さいッ!」
片腕を失い、ボロボロの痛々しい姿でジュノーは告げる。
「そんな! ジュノーちゃんを置いて逃げれないッスよ!?」
イヤイヤをするように首を振り、泣き出しそうな顔をするユエルにジュノーはふと微笑んだ。
「有り難うございます……でも、私の事は心配しなくて良いですから……早く逃げて下さい!」
「でもッ!」
食い下がるユエルに対してジュノーが語気を荒げた。
「私達は“パートナーマシナリー”なんです! ユエルさん達、ガーディアンズが一般の人々を護って戦うなら、私達はそのガーディアンズを護って戦うのが役目なんです! だからッ!」
ディ・ラガンが一瞬大きく息を吸い込む、次の瞬間の大きく開いた顎から紅蓮の火炎が噴き出された。
「ギ・フォイエ!」
ジュノーは片手杖を振るうと彼女を中心に取り巻くように円形の炎の壁が出現する。
炎系テクニックの一つ“ギ・フォイエ”対象者を中心に円状の炎を発生させる攻撃テクニックである。
ジュノーが発生させた炎の壁が、ディ・ラガンの噴いた火炎を遮った。
だが、このテクニックは本来、術者に近い敵を攻撃する為のテクニックであり、効果の発生時間も短く防御能力は無いに等しい物である。
ディ・ラガンの吐く火炎を封殺は出来ず、ジュノーの身体は炎に包まれ、服や髪が燃え上がる。

「逃げて―――ッ!」

炎に巻かれながらもジュノーは叫んだ。
その叫びは懇願と言うより命令。
ジュノーが目前に迫る巨大な影にハッとし我に返る。
ディ・ラガンは自らに楯突く小さき存在を、その前脚で踏み潰した。
ズシンという重い地響きがユエルの身体を揺らす。

003
「ジュノーちゃん―――ッ!?」
凄惨な光景にユエルは両手を顔に当て叫んだ。惨慄に全身が総毛立ち、膝の震えが止まらない。
(……逃ゲ……テ……ユエ……さン……)
耳(聴覚センサー)に届いたジュノーの言葉がノイズと共に消えていく。
哀れなジュノーを踏み潰したディ・ラガンは高らかに咆哮すると、次の目標をユエルに定めゆっくりと舐るように首を動かした。
「あは……あはは……あはははは……」
何処からか笑い声が聞こえる。
気付くとそれを発しているのは自分だった。
可笑しくは無い筈なのに笑いが漏れる。もう何がなんだか解らなかった。起こった事の全てが信じられない。悪い夢のようだ。
それでも逃げないと殺される。それだけは解っている。

殺される……。

殺される……。

殺される……!

ジュノーのように捥(も)がれて、焼かれて、踏み躙られる。
あのビーストのように肉を千切られ、臓腑を喰われ、無惨に、陰惨に殺される。
ジュノーが踏み潰された瞬間の光景が、肉塊と化したビーストの死体が、ユエルの脳裏にフラッシュバックした。

「嫌ぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁ―――ッ!」

ユエルは犇(ひし)と迫る“死”の現実に恐怖し絶叫した。
死にたくない。
こんな所で何も成さぬまま死にたくはない。
生きたいという本能(プログラム)が足を動かす。ユエルは脱兎の如くその場から逃げ出した。

004

《続く》

--------- ここまで読んだ ----------

ユエル    「風雲急を告げる展開ッスね~(゚∀゚)」
ヘイゼル   「いや危機なのはお前だから・・・と言うか、グロくすれば良いってもんじゃないんじゃね?」
ユエル    「グロさがリアルだと思ってる訳じゃないッスよ? 戦う事、生きる事は時に悲惨で、惨めで、格好悪い事だって言うのを書きたかったッスよ・・・」
ヘイゼル   「お前・・・ちゃんと考えてるんだなぁ」
ユエル    「まあ、今考えたッスけどね(゚∀゚)」
ヘイゼル   「今かよッ! ダメじゃんッ! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「今回は長くなりそうなので、数回に渡ってアップするッスよ~! 適当にお待ち下さいッスね。まーちゃんが撮ってくれたSSはもうちょっと先になりそうッス、ゴメンネ☆」
ヘイゼル   「かわいく言っても許されない時だってあるぞ!(#゚Д゚)」
ユエル    「ま~た、来襲~!」
ヘイゼル   「来襲と来週を掛けたつもりか! 全然掛かってないから、それ! って来週じゃ間隔空き過ぎじゃね!?」
ユエル    「って言うかウルサイッスよ! 締めれないじゃないッスか!(#゚Д゚)」

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Phantasy Star Universe-L・O・V・E 【2-15】

ユエル    「にほんブログ村で“長編小説”部門のランキングに参加中ッスよ~。お気に召したら右側のバナーをポチッて下さいッスね(゚∀゚)」
ヘイゼル   「必死すぎじゃね?m9(^Д^)」

--------- 再開 ----------

【Assault of the Diragan】 Scene-09

血溜まりに沈む巨体。

平原に木霊する、命の終焉を告げる断末魔。

長い激戦の果てに、遂に平原の獣王は堕ちた。

007
「状況、終了したんだぜ」
『お疲れ様でした。皆さん、お怪我はございませんか?』
ビリーがビジフォンで作戦室のルウに任務完了の報告をし、それを受けたルウは短い言葉で彼等の労を労った。
「ああ、こちらも大きな負傷は無い」
ヘイゼルが告げると「そんな事あるか!」との声がビリーから上がる。
「見てくれよ、俺の自慢のリーゼントが、炎で炙られて少し焦げちゃったんだぜ!」
ヘイゼルを押し退け、ビリーのドアップが作戦室のモニターに大きく映し出される。
「ほら、見えるんだぜ?」
『……そうですか、無事で何よりです』
だが、ルウは見ぬフリをしてサラリと流した。
「ヒデえぜッ!」
「ウルサイ、黙れ、馬鹿」
ヘイゼルに向き直ったビリーに、反応するのも面倒臭くなった彼の突っ込みは冴えない。
それは激戦の後に訪れた幾許(いくばく)かの開放。戦士を労う、束の間の休息の時間だった。
しかし―――。
「……ゥゥォォ…ォォ…ォ…ォ……」
突然、背後から上がった弱弱しい唸り声に驚き二人は振り返った。
斃した筈のディ・ラガンが、ゆっくりと首をもたげようとしていたのだ。
「コイツ、生きていたのか!」
ヘイゼルは警戒して身構え、ナノトランサーから片手剣を転送させた。
だが警戒は不要だったかもしれない。ディ・ラガンは息も絶え絶えといった様子で、既に立ち上がる力さえ無いようである。ディ・ラガンは喉の奥から搾り出す、弱弱しい遠吠えを発した。吠え声はか細く、長く続き、哀切を帯びた声音は、まるで何かに届けと呼び掛けているかのように物憂気な余韻を残していた。
『……この声は』

002
作戦室で、その遠吠えを聞いていたルウが声質の特徴に気付き小さく呟く。人で言うなら"勘"のような物、ルウはそれを感じ、直様データライブラリとの照合を始めた。
今の彼女はバックアップとして、ヘイゼル達に情報を提供する為、GSN(ガーディアンズ・サテライト・ネットワーク:通称GSネット)を介し、ガーディアンズのデータベースに接続しているのだ。
遠吠えが次第に弱まり聞こえなくなると、ディ・ラガンの長い首は最後の力を使い果たし、ゆっくりと崩れていった。
「驚かせやがるんだぜ……」
ビリーは安堵の息を吐き、構えたハンドガンを下ろした。
『データ照合完了……待って下さい。今の声質の特徴とパターン……このディ・ラガンは"雄"です』
「あ?」
ビジフォンから聞こえるルウの言葉にヘイゼルは顔を顰めた。
『諜報部の調査報告書にあった、討伐対象のディ・ラガンは"雌"でした』
「報告が間違ってたんじゃないのか? ブリーフィングで聞いた内容と違って、このディ・ラガンも言うほどの大きさじゃなかったぞ?」
『それはそうなのですが……』
ヘイゼルとルウのやり取りに、突然ビリーが口を挟んだ。
「おい、ヘイゼル。何か聞こえないか?」
声を掛けられたヘイゼルが視線を移すと、ビリーが真剣な表情で耳に手を当て聞き耳を立てていた。ヘイゼルも聴覚に意識を集中すると、確かに平原の静寂に交じって何かの音が響いている。

ごうごうごうごうごう、と―――。

突然、太い獣の咆哮が平原に轟き空気を震わせた。巨大な影が二人の頭上を高速で通過し、大気を切り裂く突風が平原を吹き抜ける。
「クッ! なッ、何だ! クソッ!?」
ヘイゼルは突風で巻き上がった砂煙に一瞬、視界を奪われ呻いた。
目を擦りながら過ぎ去った影を追ったビリーが驚き叫んだ。
「あれは、ディ・ラガン!? ……って、デカッ! なんだぜ、あの大きさは!?」

004
悠然と巣の周りを旋回する威容は間違いなくディ・ラガンの物である。だが、その身体は途方も無く巨大だった。先程倒したディ・ラガンの優に一回りは大きいだろう。個体としては最大クラスの大きさを持っているかもしれない。
現出したディ・ラガンは旋回を続けながら、唸りを挙げて地上にあるディ・ラガンの死骸を見下ろしている。
『身体特徴と先ほどサンプリングした声質を分析した結果、上空の個体は"雌"のディ・ラガンと断定しました』
「と言う事は……討伐対象は、あのディ・ラガンだったって言うんだぜ? ……いや、待つんだぜ……まさか!?」
ビリーが何事かに気付き目を瞠り(みはり)、ルウは彼の察しの良さに頷いた。
『ご推察の通りです。あの"雌"のディ・ラガンと、討伐した"雄"のディ・ラガンは番(つがい)だったのではないでしょうか? 繁殖の為、山を下り平原に巣を作った物と推測します』
「つまり、ディ・ラガンは元々二体居たと言うのか? 諜報部、いい加減な調査をッ!」
『お叱りは後ほど受け付けます……。そちらの戦力状況は如何ですか?』
怒鳴るヘイゼルに冷静に返し、ルウは二人の現在の状況を確認した。
「良くないんだぜ。メイト系アイテム(回復薬)もフォトンチャージも尽き掛けてる。正直、勝算が有るとは思えないんだぜ」
『そうですか……止むを得ません。ここは撤退を進言します。一度、野営基地まで後退し大勢を整えましょう』
ビリーが正直に告げると、ルウは迷わず撤退を進言した。彼等の身を案じる意味も有るが、今は力有る隊員を失う訳にはいかない、打算的なガーディアンズの事情もあった。
撤退という言葉は嫌いだが、意地を張っても仕方が無い。
「言われずとも……!」
「そうする」 とヘイゼルが口にし掛けた時、ディ・ラガンは一際大きく吠えると、向きを変えて巣から離れて行った。
「逃げた……のか?」
番を倒した二人に挑むのは危険と判断したのだろうか? 獣にしては良い引き際だが、正直助かったと二人は胸を撫で下ろしていた。
だが、安心したのも束の間、ビリーはディ・ラガンの飛び去った方角に視線を向け目を見開く。
「あの方角は……まずいぜ! ユエルちゃん達が居る方向なんだぜ!」
「何だとッ!?」
目に見えて解るほどヘイゼルが動揺を浮かべている。
『別行動を取っている仲間が居るのですか?』
「あいつは経験不足だ。ディ・ラガンとの戦闘は荷が重いと判断して途中から帰還させた」
『単独でですか? なんて危険な事を……』
言い訳めいたヘイゼルの言葉を、咎めるようなルウの声がビジフォンから聞こえる。
「説教は後で聞く!」
ヘイゼルは逆切れ気味に怒鳴ると、ビジフォンでユエルを呼び出した。
『―――ハイ、ユエルッスよ~』
僅かな呼び出し音の後、ユエルが通信に応じた。
「ユエルか!」
「ヘイゼルさんッスか? 任務は終わったッスか?」
緊迫したヘイゼルの声とは対照的に、暢気なユエルの声にヘイゼルは僅かに苛立ちを覚えた。
「それどころじゃない! ディ・ラガンがそっちへ行った!」
「え、何がッスか? よく聞こえなかったッスよ……」
「いいから、今すぐ―――ッ!」
「そこから離れろ!」その言葉を発しようとした時、ビジフォンから切迫したジュノーの叫びが聞こえてきた。
『ユエルさん、何かがこっちに……!』
『え? な、何が―――』

『キャ―――ッ!』

008

二人の悲鳴が重なる。ビジフォン越しに、けたたましい風切り音が轟き、スピーカーから響く音にガリガリというノイズが混じる。
「ユエルッ! 逃げろ―――ッ!」
ヘイゼルの言葉が届いたかは解らないが、突然、通信は途絶えてしまい、以降、再三の呼び出しにもユエルの応答は無かった。
「ディ・ラガンが、ユエルの所に……」
ビジフォンを切ったヘイゼルは呆然とした表情をしていた。
「クソッ! 何てこった! 元はと言えば貴様がユエルちゃんを帰すからこんな事にッ!」
突然、ビリーがヘイゼルの胸座に掴み掛かった。柄にも無くビリーの双眸が憤り吊り上り、もの凄い形相に変貌している。
「俺の……せいだと!?」
ビリーの様子に一瞬、呆気にとられ、なすがままとなっていたヘイゼルだが、彼もまたカッとなりビリーを掴み返した。
『今は喧嘩をしている場合ではない筈です!』

003
そんな二人の争いをルウの鋭い声が諫めた。互いの胸倉を掴み合っていた二人は、一瞬目を合わせ互いから離れる。
そう、今は啀み合っている場合では無いのだ。

《続く》

--------- ここまで読んだ ----------

ユエル    「遅筆だから書くのが遅いのは知ってるッスよね?」
ヘイゼル   「ああ…(´-`).。oO(って言うか、長いのが原因じゃね? と最近思えてきた)」
ユエル    「で、挿SS(スクショ)始めたら、そっちの加工でも時間食うようになっちゃったッスよ(゚∀゚)」
ヘイゼル   「スローペースに拍車かよ Σ(´Д`lll)」
ユエル    「当初の計画、『1月完成』は無理ッスね(゚∀゚)」
ヘイゼル   「逃げた! 早すぎるだろッ! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「♪~(゚ε゚) 」
ヘイゼル   「じゃあ、2月完成に変更か…(;´Д`)」
ユエル    「2月はPS3の“デモンズ ソウル”が出るから、ちょっとッス…('Д`)」
ヘイゼル   「意思、弱ッ! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「と言うことで、もうちょっとだけ続くんじゃよッス!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「それを言って10年位続いた漫画を俺は知ってるぞ! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「続ける作品がある限り、ブログネタは安泰ッス!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「どう言う割り切り方だ! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「有ると思いまッス(゚∀゚)」
ヘイゼル   「NEEEEEEEよ!(#゚Д゚)」

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Phantasy Star Universe-L・O・V・E 【2-14】

【Assault of the Diragan】 Scene-08

腹に響く爆発の衝撃が空気を震わせる。
「ユエルさん、ヘイゼル様の所に戻りましょう。今ならまだ二人の応援に間に合うですよ!」
ジュノーがそう言ってユエルの腕を引っ張った。
「うん、そうッスね……でも……」
心惹かれる誘惑の言葉に一瞬躊躇したが、ユエルは自分の気を落ち着かせるように瞳を閉じた。
ヘイゼルは優しい人だ。戻れば彼はきっと自分達の事が気に掛かり全力で戦えない。
レリクスでの一件を思い出す。襲い掛かってきたゴルモロから、ヘイゼルは身を挺して自分を庇った。あの時は自分が所持していた片手杖の暴走により事なきを得たが、そんな偶然がいつも起こるとは限らない。そして偶然が起こらなければヘイゼルがどうなっていたのか……それは想像したくなかった。
今回の敵はゴルモロのような小型エネミーではなく、“リンドブルム”種。パルムの原生生物の頂点に君臨する獣王、ディ・ラガンである。ユエルが戦った事の無い強大で未知の敵。意地を張ってヘイゼルに付いて来たものの、果たして自分がまともに戦えるかどうかの自信は正直無かった。
『―――お前に覚悟はあるのか?』
ヘイゼルは問う。
考えた事が無かった“覚悟”の意味。ガーディアンズとして戦う事だけが“覚悟”では無い。その“覚悟”は死すら内包した意味の“覚悟”だ。
死は恐ろしい物だ。自分を失う事、その先にある物が不確かだからこそ人は死を恐れるのだろう。
だが今の自分が恐れるのはそれだけでは無い。恐れるのは自分がヘイゼルの足をひっぱる事。だから戻れない。戻る訳には行かないのだ。
「今の私は役立たずッスよ。二人の力にはなれそうも無いッス……。でも心配は要らないッス! あの二人強いから……きっと、きっと大丈夫ッスよ……」
まるで自分に言い聞かせるようにジュノーを諭し、ユエルは野営基地へ戻る道を進み続けた。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ディ・ラガンとヘイゼル達の戦闘は長期化の様相を呈していた。
二人が攻撃を続ける羽と脚部への攻撃は、共に有効なダメージソースとはならず決定打を欠く。
執拗さに流石に嫌気が差し、ディ・ラガンが空に逃れ上空からの火球、ブレスによる攻撃に手段を移すが、その攻撃は二人に容易く避けられてしまう。ヘイゼルは攻撃を銃に切り替え、比較的装甲の薄いディ・ラガンの腹部を狙って射撃を行い。一方のビリーはディ・ラガンをおちょくるように鼻先を狙撃する。怒ったディ・ラガンが再び地上に降りると、二人は再び同じ位置へ移動し羽と脚部への攻撃を続ける。その作業的な流れが、いつ果てるとも無く繰り返されていた。
しかし、ヘイゼルの長槍は相変わらずディラガンの装甲を貫ききれない。突き込んだ長槍の柄を握る手が“ずるり”と滑り、ヘイゼルの掌に生じた肉刺が潰れ血が滲む。
「クッ!」
ヘイゼルは一瞬痛みに顔をしかめた。
「呆れるほど堅えな、この化け物が……ッ!」
ガーディアンズの中にはディ・ラガンを軽くあしらう猛者も居ると聞く。名高い英雄達の伝説(エピソード)。ビリーはどうだか知らないが、自分にそんな実力は無い事をヘイゼルは良く知っていた。皮肉交じりの薄笑いでヘイゼルが口の端を吊り上げる。
「だがな……!」
歯を食いしばり痛みを堪え、槍の柄を握り締める。
「この世に不死身(イモータル)の怪物なんて居ねえんだ……! みっともなかろうが、諦めが悪かろうが、知った事か! 凡人の意地ってやつを見せてやる!」
渾身の力を込めた“ドゥース・ダッガズ”、地を這う者の意地を込めた執念の連撃。003
だが、変化は無い。全ての攻撃は厚い装甲に弾かれる。
意地も執念すらも効果は無いと言うのか!?
不意に乾いた音を立ててディ・ラガンの甲殻に亀裂が走った。

涓滴岩を穿つ。

水の滴さえ、繰り返す事で固い岩に穴を穿つ事が出来る。
繰り返し与え続けた衝撃で、ディ・ラガンの甲殻に疲労破壊が起こったのだ。
手応えを感じたヘイゼルは一度後方へ飛び退くと、再度止めとばかりの三連突きを亀裂目掛けて突きこんだ。
「おおおぉぉぉッ! 貫け―――ッ!」
甲殻が弾け飛び、遂にディ・ラガンの分厚い装甲が破断する。破断した甲殻の隙間からは、赤い筋肉組織が覗いていた。
「ビリー! 破壊完了だ!」
ヘイゼルがビジフォンを通しディ・ラガンを挟んだ反対側に居るビリーへ呼びかける。
「OK! 相棒、今……」
ビジフォンを通してノイズの混じったビリーの声が聞こえる。
ビリーはライフルを撃つ手を休めると、ジャケットの内ポケットからジュースの缶状の物体を取り出し、地面に落とすと蹴り飛ばした。
「……そっち行ったんぜ!」
蹴り飛ばされた物体はディ・ラガンの腹下を通過し、狙い通りにヘイゼルの足元へ転がって来る。
トラップデバイス “バーントラップG” 任意起爆型の小型爆弾である。
ヘイゼルは右手で掬うようにそれを拾い取ると、ディ・ラガンの砕けた甲殻から覗く筋肉組織目掛けて投げつけた。
「ビリー、今だ!」
ビジフォンに向かって叫び、ヘイゼルが身を投げ出すと同時にビリーが起爆スイッチのボタンを押した。
爆発と共に盛大な炎が上がる。001
同時にビリーが撃ち続けた羽の骨格にも亀裂が走り、自重により圧し折れ始めた。
「グガアアアアアア―――ッ!?」
折れた羽に引っ張られ、バランスを崩したディ・ラガンが絶叫を上げながら横倒しに倒れる。派手な地響きと砂煙が上がり辺りに広がった。Psu20090107_205454_064
「機動力を断った……」
身を起こしたヘイゼルが水平に構えた長槍を返しながら言った。
「制空力を奪ったんだぜ!」
ビリーがライフルのボルトを引き、PPシリンダーを排出しながら言った。
空を支配する獣王も羽が折れれば飛べない。
後ろ脚に致命的な負傷をしては移動もままならない。
どんな強大な敵も、行動力さえ奪ってしまえば恐れる事は無い。
二人の狙いはこれにあったのだ。
ディ・ラガンは苦労して身を起こすと、獣王の誇りを捨てて二人に背を向け逃走をし始めていた。その姿は滑稽でもあり、また哀れでもある。最早、ディ・ラガンを待っている運命は決していた。獲物を嬲るハイエナのように、ヘイゼルとビリーはジリジリと堕ちた獣王を死へと向けて追い立てていった。

《続く》

--------- ここまで読んだ ----------

ユエル    「ディ・ラガン戦終了のお知らせ(゚∀゚)」
ヘイゼル   「早っ! 余計な話しの方が長かったぞ!? Σ(´Д`lll)」
ユエル    「いやぁ、書いてる最中にFFがトラップを使えないと知った時はどうしようかと思ったッスよ(゚∀゚)」
ヘイゼル   「それで、ビリーと俺の連携か! どうりで不自然だと! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「気にしない! 今回の撮影にはブログ“JUST ONE CHANCE”の管理人こと“まーちゃん”に手伝って頂きましたッス! サンキューでしたッスよ~!(゚∀゚)ノ♪」
ヘイゼル   「ダッガズの三連突きが一段目だと思ってた俺も感謝!(゚∀゚)」 002

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Phantasy Star Universe-L・O・V・E 【2-13】

ユエル    「新年最初のスタートッスよ!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「休みが多かった割には、時間空けたな Σ(´Д`lll)」
ユエル    「食中りの後に風邪をひく、ダブルコンボ喰らったッスからね~ (ノ∀`)」
ヘイゼル   「半年分くらいの病気を年明けすぐにやっちゃった感じだな」
ユエル    「まあ、そんな事より本編ッスよ! ストップ! ディ・ラガン詐欺! (゚∀゚)」
ヘイゼル   「Σ(´Д`lll)」

--------- 再開 ----------

【Assault of the Diragan】 Scene-07

草原地帯の林を抜け、ナビゲーションを頼りにヘイゼル達が導かれた先は開けた空間になっていた。
ヘイゼルは注意深く周囲を見渡す。周囲を崖と林に囲まれた、野球場が二つ程入りそうな広さの更地である。だが、その地の地面に刻み込まれた巨大な爪跡が、漂う空気には微かに淀んだ獣の臭いが混じっている。
「ビリー、此処は……?」
「お誂(あつら)えな広さの空間……ルウに計算してもらった、ディ・ラガンの移動ルートと行動パターン……間違いないんだぜ」
「ディラガンの巣か?」
ヘイゼルの言葉にビリーが頷く。
「ディ・ラガンが棲家にするには持って来いの場所なんだぜ」
ルウが導き出したディ・ラガンの行動計算の結果と、現場の状況が事実を告げている。ならば、二人に取れる策は敵を待ち受ける事である。幸いディ・ラガンの先回りが出来た二人には、十分に迎撃準備を整える余裕があった。

二人は休憩がてら戦闘の準備を整える事にした。
巨大モンスターを相手に交戦する場合、事前の準備を怠っては成らない。それはガーディアンズにおける戦闘のセオリーでもある。
「ビリー……」
「何だぜ?」
ビリーはライフルの手入れをする手を休めた。
「お前には、何時も迷惑を掛けっぱなしだと思っている。すまない……」
突然、殊勝な事を言い始めるヘイゼルにビリーは眉を顰めた。
「おいおい、止せよ。死亡フラグみたいなんだぜ、それ?」
ビリーは茶化して見せるが、ヘイゼルの表情は変わらない。
「俺はこんな性格だからな、対人関係で色々とお前に迷惑を掛けている。それがすまないと思ってな」
「まあ……な……って、自覚はあったんだぜ?」
「俺だって空気が読めない訳じゃない……ただ、解っていても自分じゃどうする事もできないんだよ、この性格は」
「面倒くせえ性格なんだぜ…」
ビリーは肩を竦めて見せた。
「だから悪かったと言っている。"あいつ"やアリアの事も含めてな」
ヘイゼルが言う"あいつ"、ビリーはそれをユエルの事だと理解した。
「そういうのは、本人に言ってやるんだぜ」
「あいつを……俺の絶望に付き合わせる訳にはいかない……お前もだビリー、そろそろ俺を見限ってくれても構わないんだぞ」
「本気で言ってるなら殴るぜ、相棒……」
ビリーは何時に無く本気の表情を見せる。二人の間に気まずい空気が流れた。その時、突然近くの林から野鳥の群れが舞い上がった。梢を振るわせる音と、けたたましい鳴き声が周囲に響き渡る。
徒ならぬ空気にヘイゼルとビリーは注意を空に向けた。巨大な影が二人の頭上を凄い速度で通過する。
「現れたぞ、ディ・ラガンだ!」
ヘイゼルが空を指差し叫んだ。003
太古から伝わる伝説の幻獣"ドラゴン"を連想させる真紅の巨体。二股に分かれた長い尻尾。巨大な羽が空気を裂く風切り音と衝撃波を起こしながら巣の上空を旋回している。
ヘイゼルはディ・ラガンの巨体を視界に捉えつつも眉根を寄せていた。
目撃された特徴は、通常の個体より大きな体躯を持つ、雌のディラガンである……支部の作戦室でルウから聞かされた内容、だが……。
「大きい……か?」
ヘイゼルは首を捻った。確かに悠然と空を飛ぶディ・ラガンは巨大だが、それが通常のディ・ラガンより大きいとは思えない。
「印象操作されてたか……他人の報告を真に受け過ぎたみたいなんだぜ」
「まあ良い、ビリー!」
「おうよっ!」
ビリーはジャケットのポケットから緊急用の発炎筒を取り出すと、先端に着火させ発炎筒を焚く。
「俺達は此処に居るんだぜ―――ッ!」
ストロンチウムを混合した火薬が上げる赤い炎を、頭上で振りながらビリーが大声で叫ぶ。
ディ・ラガンが自らの巣の異変に気付いた。その目が怒りに燃える。自らの牙城で騒ぐ不届きな闖入者。強壮なる獣王は侵入した外敵を許しはしない!
ほとんど飛行速度を落とさずにディ・ラガンが着陸態勢に入った。004
「あの馬鹿ッ! 減速する気無しなんだぜ!?」
「衝突に備えろ、ビリーッ!」
巨体が二人の目前で地面に激突するように着地した。衝突音にも似た轟音が二人の声を掻き消し、巻き上がった砂埃を伴った衝撃波と地面の振動が二人の身体を激しく揺らす。ディ・ラガンの身体は慣性で地面を横滑りしながら更なる砂埃を舞い上げた。砂塵の中に映るシルエットが長大な首を振り上げ吼える。耳を劈く咆哮が空気を振るわす。首を横に薙ぐと砂煙を引き裂き、ディ・ラガンがその全貌を現した。巨体が一歩を踏み出す度に地響きを立てて地面が揺れる。
「クソッ! 無茶苦茶だ!……ビリー、作戦プランはあるのか!?」
「基本ノープランなんだぜ」
ビリーがにこやかにウィンクして応じる。いつも通りの調子にヘイゼルは溜息を付いた。
「じゃあアレで行くか?」
「ゾアル・ゴウグの時の作戦か? OK、それで始めようぜ相棒!」Psu20090107_204824_015
二人はディ・ラガンの正面目掛けて駆け出した。ディ・ラガンは二人を迎え撃つ為に一瞬息を飲み込み巨大な顎を開く、咽喉の奥から業炎が火柱となって噴出した。業火が地表に届く直前、二人は炎を避けて別れ散開し、ディ・ラガンの側面に周りこんでいた。だが、ディ・ラガンの巨大で鈍重な動きでは二人を追いきれない。獣の思考がどちらを追うか迷っているうちにビリーは腹部側、ヘイゼルは若干遅れて左後ろ脚部に到達。目標の位置に移動を完了していた。ビリーの手にはGRM製、狙撃銃"ファントム"が、ヘイゼルの手にはテノラ・ワークス製の長槍"ムグングリ"が握られている。
「Let's Rock! なんだぜ!」
ビリーは左目を瞑ると右目で照星と照門を覗き、ディ・ラガンの背部にある羽を支える外骨格部分に狙いを定める。
この照星と照門は普通ライフルには付いていない。付属している電子スコープを使うのが通常の使用方法である。この照星と照門は彼が改造して取り付けた物なのだ。
ガーディアンズや同盟軍が通常戦闘で使用するライフルは、アサルトライフルに分類されるが、長距離でなければ狙撃銃としても十分な性能を備えている。通常任務にて長距離狙撃を主としない彼等が使うには持ってこいの銃火器なのだ。
人並み外れた狙撃能力を持つビリーは、このライフルを使用した攻撃を得意としている。
170m以内の狙撃なら、一分間に十六個の的を射抜く事ができる、キャストも裸足で逃げ出す腕前だ。
ビリーは立て続けに三発のフォトン弾を撃ち込むと、注意を自分に向けかけたディ・ラガンの気配を悟り移動する。移動しながらも更に一発。立ち位置を変えると直ぐに二発のフォトン弾を放つ。
ビリーが感じた手ごたえは確かな物だったが、堅固なディ・ラガンの甲殻には傷一つ付ける事は出来ていなかった。
「あーらら…効いちゃいないんだぜ…」

一方、ヘイゼルは三又の穂先を持つ槍を水平に構えると、裂帛の気合と共に突進しつつ鋭い一撃を突き込む。
バヂンッ! と穂先を形成するフォトンが弾け、柄が軋みと共にしなり撥ね返された。
「ぐっ!」
その衝撃にヘイゼルは思わず呻く。
何と言う堅牢で頑強なディ・ラガンの装甲。だが此処で諦めて戦いを止める訳には行かない。再び怒号を上げて踏み込んで行く。
「おおおおぉぉぉおおおぉぉ―――ッ!」
ムグングリのフォトンリアクターの出力が上がり、発生したフォトン粒子が螺旋状に穂先から吹き出す。

フォトンアーツ "ドゥース・ダッガス"

電光石火の如く鋭い三連突き、だがその強力な突きを、ディ・ラガンの甲殻は全て弾き返していた。
「クソ、何て堅さだ! こっちの穂先を一寸も通しゃしねえッ!」
ヘイゼルはディ・ラガンが備える防御力の高さに閉口していた。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ユエルは肩を落とし、来た道程を逆に歩いていた。彼女の隣には共に野営基地に戻るように言われ、付き添うジュノーが、ユエルを気遣う視線を向けていた。
遥か後方から野鳥の鳴き声が上がり騒がしくなる。その後、突如として轟いた獣の咆哮に驚き、ユエルとジュノーは振り返った。
「ユエルさん、今のは……」
主人の身を案じ、ジュノーが心配そうにユエルの顔を見上げる。005_2
(戦闘が始まったッスね……)
獣が上げた鬨の声に、ユエルは二人がディ・ラガンとの戦闘に入った事を悟っていた。

《続く》

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年始のご挨拶(゚∀゚)

明けましておめでとうッスよ~!(゚∀゚)ノシ

ヘイゼル   「今更かよっ! Σ(´Д`lll)」

取りあえず去年の年末から年始に掛けて……食中りで身動き取れませんでしたッスよ('Д`)

お陰でPSU恒例の年末ラジオイベントにも参加出来ず、年明け一発目のブログネタまでパー!ッスよ!

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笑うなッスよ! 結構大変だったッスよ! ヽ(`Д´)ノ

ヘイゼル   「と言うか、それすら挫けず記事にするお前が怖いわ!」

♪~(゚ε゚)

とにかく! 一年のスタートから躓いた今年ですが頑張って乗り切っていきまッスよ~!

・・・後、354日もあるッスね、今年もε=('A` )ハァ…

ヘイゼル   「もうそれかよ! Σ(´Д`lll)」

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