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2009年10月の投稿

ドラ○もん の○太の黄金刀と消えた船団

ヘイゼル   「何だこのタイトル…(;´Д`)」
ユエル    「解らないッスか!? もう、しょうがないッスね!」

  (地図に載ってない)
U N C H A R T E D
 『黄金刀と消えた船団』

ババーン!! キャー

ヘイゼル   「この展開、前にも見たぞ! てか直訳かっこわるいな! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「と、言うわけでアンチャーテッド(2)が世間様で評判が良いみたいッスよ(゚∀゚)」
ヘイゼル   「(´-`).。oO(またネットの意見に流されたな…)」
ユエル    「それにしてもタイトル違和感無いッスね…イロイロできそうッスよ」

ドラ○ンクエスト Ⅹ ~黄金刀と消えた船団~

ヘイゼル   「おい…(;´Д`)」

ハリー・○ッター ~黄金刀と消えた船団~

ヘイゼル   「コラッ! (゚Д゚#)」

涼宮ハ○ヒの黄金刀と消えた船団

ヘイゼル   「ちげえ! ぜったい最後適当だろッ!(゚Д゚#)」
ユエル    「ユーモアの無い御仁ッスね~ ┐(゚~゚)┌」
ヘイゼル   「結局、何がしてえッ!(゚Д゚#)」
ユエル    「あ、それでッスね、世間様で評判が良いみたいだから、ちょっと欲しくなっちゃったッスよ」
ヘイゼル   「発売日昨日だぞ、大丈夫か? 既に難民も出てるみたいだぞ…(;´Д`)」
ユエル    「フフフ…実は穴場のGE○を知ってるッスよ! DS-iが軒並み全滅した時も余裕で買えた所ッスよ。それに結構前人気高かったッスから小売も入荷してる筈ッスよ!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「…だと良いがな」

AM11:30
某GE○ アンチャーテ(ry  『品切れ』

ユエル    「なん…だとッス…」
ヘイゼル   「だから言ったのに…でも衝動買いレベルの買い物なんだから、金使わなくてすんだと思えば…」
ユエル    「フ…フフフ…OK、燃えてきたッスよ…この私と勝負する気ッスね」
ヘイゼル   「また変なスイッチ入った! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「それほど欲しくなかった物でも、いざ見つからないとなると欲しくなる、このSaga!
ヘイゼル   「ロマンシ―――ング! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「こうなったら意地でも探して入手するッスよ! このユエル容赦せん!」
ヘイゼル   「カップヌードルの時と言い、何でオマエは、こう言う時だけアグレッシブなんだよ!(゚Д゚#)」

◇ ◇ ◇ 一時間後 ◇ ◇ ◇

ヘイゼル   「…と、思ったら、5件目位で見つかっちゃう、このあっさり感…(;´Д`)」
ユエル    「ブログのネタにもなりゃしね―――ッス! ヽ(`Д´)ノ」
ヘイゼル   「まあ、折角買ったんだしプレイリポートでもするか…」
ユエル    「今日はここまで! ヽ(`Д´)ノ」
ヘイゼル   「終わりかよ! てか、オマエのリポートは入手リポートばっかりだな!(゚Д゚#)」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

げーむの近況

昨夜、久し振りにフレンドに招待されてガンダム戦記をしました。
ガンダム戦記は数日プレイして放置してたので、私の機体は未だにジム・コマンド…対して友軍のお二人は何だかとんでもない機体に…。
歴然とした火力の差に量産機の悲哀を見た気がするッス…(;´Д`)

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Phantasy Star Universe-L・O・V・E 【2-35】

ユエル    「光が見えてきました…」
ヘイゼル   「あ? (;´Д`)」
ユエル    「遂に家の地域にも『フレッツ光』が入る事になったッスよ!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「ADSL8Mから間すっ飛ばしてか! いきなりだな! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「これでもう、『ラグい』とか『ふぐすま(笑)』とか『無職』とか馬鹿にさせないッスよ!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「無職は事実じゃねえか! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「回線工事は本日12日! つまりもう終わってるッス! 早速光の力を拝ませて貰うッスよ!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「…あれ? 繋がらねえぞ…アカウントとパス入れろってさ…」
ユエル    「……そんなの知らないッスよ?」
ヘイゼル   「はあっ!? 一番大事な所だろ、ちゃんと管理しとけよ!?(゚Д゚#)」
ユエル    「忘れちゃったッスから仕様が無いじゃないッスか! 取り合えずNTTに電話してみるッスよ!」

―――電話中―――

ユエル    「もしもし? あの光回線のアカウント忘れちゃって…え? 9日に新しいの送ったッスか? まだ届いてないッスけど…え、メール便? …これだから田舎はッス!(#゚Д゚)」
ヘイゼル   「いや、田舎関係無えし! お前のミステイクじゃねえかッ!(゚Д゚#)」
ユエル    「光開通のネタでブログ書こうと思ってたのに、ネットに繋がらないって…こんな事なら昨日の内に小説更新しておくんだった―――ッス! Σ(´Д`lll)」

こんな感じで光回線に変わったのに、繋がるのに今まで掛かりましたッスよ…('A`)
ネットに繋がらなくなって初めて解った、自分のネット依存度…ネットが無いと何も出来ないとか…怖ろしいッスね~(゚∀゚)

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--------- 再開 ----------

【L・O・V・E】 Scene-06 『L・O・V・E』②

「全兵装オールグリーン 『L・O・V・E』 ……起動」
終末を告げる審判者の如く、冷徹なユエルの言葉が響き、鉄の巨人の単眼がゆっくりとヘイゼルとヴィエラを見下ろす。
その身に纏う圧倒的な破壊と破滅の力。
背筋を走る悪寒、総毛立ち冷たい汗が滲む。ヘイゼルは無意識にたじろいでいた。
不意に何かが空を切り裂く風切り音がし、直後L・O・V・Eの肩口で爆発が起こった。
衝撃に揺らぐL・O・V・Eの巨体。だが、爆発の瞬間、衝撃を中和するフォトン・シールドのエフェクト(効果)が発生していた。爆発は堅固なシールドラインに阻まれダメージとはなっていないだろう。
(今のロケット弾は!?)
ヘイゼルが顔を移すと、そこには短い四脚に亀の甲羅に似た鈍重な胴体。その両側に、4連ロケットランチャーを備えた5体のマシナリーが迫って来ていた。
軍用マシナリー『GSM-05(シーカー)』を改良した軍警察の都市警備マシナリー(シティ・ガーダー)『GSM-CG-05C(クルゼード)』だ。
(こいつ等、何時の間に……!?)
『市民の方は下がって下さい……。所属不明のマシナリーに告げる。大人しく武装を解除し投降せよ! 繰り返す―――』
ガードマシナリーはヘイゼルとヴィエラが所属不明の武装マシナリーに襲われていると判断したようだ。L・O・V・Eの威容にも臆する事無く、マニュアル通りに投降を呼び掛ける。
(騒ぎ(戦闘)を嗅ぎ付けて調査に来たのか……だとしたら……不味い!)
「新たな敵影を確認……」
L・O・V・E内から聞こえる、くぐもったユエルの声にヘイゼルはハッとした。
ユエルは見比べている……先程まで交戦していたとは言え、今は剣を下ろし攻撃の構えを取っていないヴィエラと、臨戦態勢を取っているマシナリーを……。
「処理の優先度を変更……マシナリーの殲滅を優先……」
「なッ!? 止せ、ユエルッ!」
状況から判断しマシナリーの危険度を優先したL・O・V・Eを、ヘイゼルが止めようとするが遅かった。
「排除開始―――」
左肩のグロームバスター・エクステンションが展開し、砲口がマシナリーに向けられる。気配に反応し動き出したマシナリーだが、一瞬早く放たれたフォトンメーサーが真横に薙ぎ払われ、行動の遅れた二機を巻き込んだ。高熱の熱線が胴体部を焼き切る。ロケット弾の推進薬が誘爆し爆散した。
ヘイゼルは目を見張った。この威力、グロームバスターを超える出力だ。同時にラフォン草原で胴体を真っ二つに焼き切られたディ・ラガンの死骸を思い出す。
(あれも……この機体なら可能だったと言う事か……だが、ユエル……! アレは本当にお前が……!)
いつも笑っていた白い少女……その姿と、ラフォン草原の惨状が頭の中に交差する。
二機の仲間を失ったマシナリーは、慌てて小型のフォトン機関砲を乱射しながら散開し、それを追ってL・O・V・Eがヘイゼルとヴィエラの頭上を越えて跳躍する。巨体とは思えない身軽さだ。
「ちょ、待て、ユエル―――!」
着地したL・O・V・Eが起こした地響きに我に返り、ヘイゼルは後を追おうとすが、それを阻むようにヴィエラが立ちはだかった。
「邪魔だ退け!」
ヘイゼルはジートシーンの切っ先をヴィエラに突き付けた。焦りとイラ付を押さえられない様子のヘイゼルにヴィエラは小馬鹿にした視線を向けている。
「そんなに慌てないで……L・O・V・Eは従来のSUVとは違って、そのコアたる姉さんが持つA・Fリアクターの力により、長時間の運用が可能なのよ。そして、そのスペックはマシナリーを遥かに凌駕している……。あれが束になったところで歯牙にも掛ける姉さんじゃないわ……でもね―――」
ヴィエラが剣を持たない左手を口元に当ててクスリと小さく、だが嫌味に笑う。
「積載された実弾は無限じゃないし、A・Fリアクターにだって限界がある……襲い掛かる火の粉を払い続けても、また次の火の粉が現れるわ……」
ヴィエラに言われなくとも、それは解っている。だからヘイゼルはユエルを止めようとしたのだ。ガードマシナリーを全滅させれば、軍警察も黙ってはいまい。次々と増援を派遣する筈だ。
「圧倒的なスペックの差を物量で押し切られたその時、姉さんはホルテスシティを震撼させた『悪魔の兵器』として破壊されるのよ!」
ヴィエラの笑いが変質する。下弦の月のように薄く狂おしい嘲りの笑顔に……。
「テメエ……始めから、それを狙って……」
ヘイゼルは奥歯を軋ませながらヴィエラを睨み上げた。
「折角用意したこの舞台。終焉(フィナーレ)は派手でなくては意味が無いわ! それに犯した罪を償わないのは公平じゃないでしょう? 人殺しという咎の報い……しっかり受けて貰わないとね」
「させないと言ったぁ―――ッ!」
雄叫びを上げ、ジートシーンを手にヘイゼルが切り掛かり、ヴィエラはクレアセイバーで迎え撃つ為に踏み込む。
二人が交錯する瞬間―――!
足元にフォトンの光弾が着弾し弾ける。
二人は同時に反応し、後方に跳躍すると剣を構え互いを制しながら弾道の軌跡を目で追った。
狙撃手は一段高い階層の塀越しに逆光を受けて立っていた。
逆光の中でも目立つ突き出した特徴的なリーゼントヘアと長身のシルエット………。
見覚えのある影に、ヘイゼルは思わず、頼れる相棒の名を叫んでいた。
「ビリー・G・フォーム!」
「手を貸そうか?」
逆光を背に受けたビリーが不敵に笑うと、塀を飛び越えて降りる。
ヘイゼルはヴィエラに視線を戻した。背後からビリーのローファーが立てるカツカツと規則正しい足音が近付いて来る。
思わぬ加勢の登場にヘイゼルはニヤリとほくそ笑んだ。
「これで二対一だな」
ヴィエラの戦闘力は正直脅威だ……だが、俺達はガーディアンズ訓練生の時からのパートナー。二人で一緒に様々なミッションをクリアしてきた……何時だって、今だってだ! 二人が揃えば負ける事は無い!
「そうね、二対一ね……」
余裕を覗かせるヘイゼルを、ヴィエラは憐憫すら含んだ同情の面持ちで見つめ妖しく微笑む。
その余裕……何故―――?
疑問を抱くヘイゼルの真後ろから「カチリ」と銃の安全装置を解除する音が聞こえた。
「……」
嫌な予感に囚われ、ヘイゼルがゆっくりと振り向く、にこやかにビリーが笑っている。
「悪いな……これもユエルちゃんの為だ」
彼の銃口はヘイゼルに向けられている。
一発の銃声が、無人の地に木霊した。

《続く》

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Phantasy Star Universe-L・O・V・E 【2-34】

ユエル    「今月から暫くは無職になりましたッスよ(゚∀゚)」
ヘイゼル   「イキイキしてんな…その調子でペース上げて頑張ってくれ(;´Д`)」
ユエル    「今まで、かなりスローな更新になっちゃったから、時間のある内に追い上げるッスよ! PSPo2を舞台にした次回作も何となく浮かんでる事だし(゚∀゚)」
ヘイゼル   「本編やっつけてからにしてくれよな…って、何でPS3にデモンズ入れてんだよ!(#゚Д゚)」
ユエル    「( ゚д゚ )……ボーレタリアよ! 私は戻って来たッスよ―――!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「そっちに戻ってんじゃねえよッ!(#゚Д゚)」

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--------- 再開 ----------

【L・O・V・E】 Scene-05 『L・O・V・E』①

近接戦闘に持ち込みたいヴィエラと、中・遠距離でのテクニック戦を維持したいユエル。両者は互いのイニシアティブを掴む為、激しく牽制し合っていた。
「H・A・Fリアクター、フルドライブ……ラ、ラ、ラ、ラピッド・バータ」
ユエルがヴィエラ目掛けて右腕を突き出す。右腕部のパーツに内蔵されたテクニック発動媒体『フォトン・スフィア』から、H・A・Fリアクターにより生み出された、有り得ないほど高出力の氷系基本法撃術『バータ』が連射されヴィエラに襲い掛かる。
迫る氷結の法撃を一瞥し、ヴィエラは鼻で笑う。
「学習力がないわよ、姉さん。誘導性も無い直進弾を何発撃ったところで、私を捉える事など出来ないわ!」
アクロバティックな側転回避で、地を這い迫る氷結弾を全て交わしきると、ヴィエラはユエルとの距離を詰める。
「リアクター、フルドライブ……グラン・ラ・バータ」
ユエルを目指し直進するヴィエラの周囲に巨大な氷塊が出現した。ヴィエラはそれを目で追う。
ラ・バータの効果に似てはいるが、具現した氷塊の大きさは通常のラ・バータの比ではない。
「潰せ……」
抑揚の無いユエルの言葉で氷塊が一斉にヴィエラ目掛けて襲い掛かる。ぶつかり合った氷塊が轟音を轟かせ、砕けた氷塊は一塊に圧着し、破片となった小さな氷の塵が細氷(ダイヤモンドダスト)となって周囲を漂う。
戦場は一転して静まり返った……。
ヴィエラは凍結効果により行動を封じられたのか? いや、それ以前に、これだけの質量に潰されればただでは済むまい。

キシリ……。

と、氷に亀裂が走る微かな音がしたのは、その時だ。
ユエルが氷塊に走った亀裂に注意を向けた瞬間、氷塊の中央部が爆砕する。
「ハッハ―――ッ!」
砕けた氷の中から、双手剣『ツインクレアセイバー』を水平に構えたヴィエラが高笑いと共に飛び出して来た。双手剣用フォトンアーツ『アサルト・クラッシュ』か!
だが、あの質量に潰されて無傷だと!? いや……違う、ヴィエラは氷塊が自分に向かって集束する寸前、後方に飛び退き逃れていたのだろう。攻撃の為、氷塊が死角となったのは誤算だった……ユエルの法撃は彼女に掠りさえしていない!
遠距離と中距離の攻撃を制され、ユエルはクロスレンジの間合いを余儀なくされる。二人の戦いは明らかにヴィエラが優勢だ。
A・Fリアクターを用いたテクニック・バースト(増幅)をしている余裕は無い。
「ギ・バータ!」
止む無く、ユエルは通常威力でテクニックを放った。
術者を中心に放射状に氷柱を具現させ目標を刺し貫く……筈のギ・バータもヴィエラに難なく見切られる。それが足止めにすらなっていない状況に、遂にユエルは戦術を変えた。
「ウェンディゴ・ギア……展開」
凍気を纏ったフォトンの刃がユエルの指先を覆い、凍てつく鍵爪と化す。氷魔の双刃が双手剣の斬撃を受け止めた。
「近接戦を挑む気? そう言えば姉さんはウォーテクターだったわね……だけど、近接戦特化型の私と戦り合おうなんて愚かよ!」
「!?」
ヴィエラが肩に羽織る緋色のケープが揺れた……と、思った次の瞬間、彼女の背後で発生した激しい閃光に、ユエルの視界(メインカメラ)が焼かれる。その光の色から推測するとフォトン粒子の閃光だったかもしれないが、続いて襲ってきた激しい衝撃がユエルの意識を吹き飛ばした。
身体が中に浮いた浮遊感の後、ユエルの身体は背中から地面に叩き付けられ激しく転がった。衝撃に全身の強化骨格フレームが軋み悲鳴を上げる。
過負荷(ダメージ)により、頭脳体を駆け巡るエラーの嵐、様々な情報が錯綜し混乱する。何が起こったか理解出来ない。状況が摘めぬまま、それでも戦闘を続ける為、身を起こそうとするが、間接部のアクチュエーションモーターが機能を回復せず、虚しく空回りするだけで言う事を聞かなかった。
必死に最適化を行い、身体機能の回復を図っていると、「ドスン」と言う重い衝撃が腹部を貫き、熱い塊が痛みのデータとして伝播された。
焼失した視界が回復し始め、現況を確認するユエルの目に、腹部に突き刺さったフォトンの刃が映る。その傍らに、腹部を貫いている剣の柄を握ったヴィエラが立ち、ニヤニヤと自分を見下ろしていた。地面に仰向けに横たわるユエルの腹部に、彼女が剣を突き立てたのだ。
「出来損ないの機械人形(オート・マタ)……所詮はこの程度か……解っていたとは言え、呆気ないわね」
ヴィエラは冷たく微笑みながらユエルの腹部に突き刺したフォトンの刃をグリグリと動かし、傷口を掻き回す。
「―――!」
ビクンと身体を弓なりに反らせたユエルだが、それでも苦痛の悲鳴を上げる事は無い。
「フン、能面みたい……こっちの姉さんじゃ顔色一つ変えないわね……でも、それじゃツマンナイわ」
ヴィエラがユエルの反応に興醒めし鼻を鳴らしていると、不意にユエルの周りの冷気が収束し始めた。
(これは……?)
訝るヴィエラだったが、一転し表情を強張らせると、慌ててその場から飛び退いた。その直後、ユエルを中心に棘状の氷塊が無数に具現する。ギ・バータの応用か派生の凍結テクニックだろうが、気付くのが遅ければ串刺しになっていたかもしれない。
「油断したわ……やるじゃない姉さん……でも……」
氷塊を砕きユエルが立ち上がる。
腹部に穿たれた風穴、土塗れの四肢、掠り傷だらけの生体パーツ……顔面の生体部分は、自ら発する凍気で凍て付き、ひび割れ大きく裂けだしている。それでも出血が認められないのは、傷口まで凍り付いてしまっている為だろう。見るからに痛々しい状態だ。

006
ユエルは脇腹を貫く傷に手を当てると凍気を発生させた。傷口が見る間に凍り付き、氷の塊が傷口を塞ぐ。
その様子を見て、ヴィエラが溜息を付いた。
「えげつないわねえ……そんなんじゃ彼氏もドン引きよ?」
ヴィエラの言葉を聞き流したユエルだが、彼女の脚はヨロヨロと覚束無い。腹部の傷は塞いだとは言え、ダメージは相当なのだろう。
「AP40%減少……シールドライン出力20%減少……本体稼働率……60%に低下……の使用……を……提案……」
ユエルが聞き取り辛い小さな声で何かを呟いている。
ヴィエラにはそれが聞こえたようだ。口の端が満足そうにニヤリと吊り上った。
「役者も揃ったし、本当に計画通り……」
ヴィエラが、ふと後ろを振り返る。そこには銃弾の痕が残るドリズラージャケットを身に付けたヘイゼルの姿があった。
「遅かったじゃない騎士(ナイト)様、あんまり遅いから、お姫様はあんな状態よ」
ヴィエラがユエルを指差し嘲笑(わら)う。
「ユエル……! 貴様ぁぁぁぁぁ―――ッ!」
ヘイゼルは悲惨なユエルの状態に気付き、眉を吊り上げた。衝動的な怒りに駆られ、ナノトランサーから片手剣『ジートシーン』を転送すると、ヴィエラに斬り掛かって行く。ヴィエラがクレアセイバーで斬撃を受け止め鍔迫り合いとなった。
「そんなに焦らないで、せっかちさん」
ヴィエラが合わせた剣から不意に力を抜くと、ヘイゼルの上体が勢い余って泳いだ。バランスを崩したヘイゼルの胸元に、ヴィエラは前蹴りを放ち蹴り離す。
「ぐぁッ!」
蹴り足に押され後退さるが、ダメージにはなっていない。だが、何と言う脚力だろう、彼女の力は完全に自分を上回っている。
ヘイゼルはヴィエラを睨み付けると、彼女は余裕の表情でユエルを示した。
「ほら、始まるわよ」
ヴィエラがユエルに視線を移し怪しく微笑む。
陽動を警戒し、横目でユエルを盗み見ると、彼女は右手を高く掲げ背伸びするような仕草を見せていた。
(あれは……SUVウェポンの召還!?)
その姿にヘイゼルは見覚えがあった。以前、ミッションを共にしたキャストが使用したのを見た事があったからだ。

【SUVウェポン】

同盟軍が所有し、個人が運用する戦術兵器の中では、トップクラスの効果を齎す兵器の総称である。
だが、その巨大さ故に兵士が携行する事は出来ないと言う欠点を持ち、同盟軍は転送装置を利用し、直接戦場にSUVウェポンを転送する事で運用している。その際、転送軸補正とナビゲーション機能を必要とする為、現状、SUVウェポンの使用はキャスト及び一部のマシナリーに限定されていた。
同盟軍は、この兵装を運用するに当たって、三惑星を網羅するネットワークシステム『ガーディアンズ・サテライト・ネットワーク(通称GSN)』をガーディアンズより借り受けている。その為、ガーディアンズに所属する隊員は、一定の条件下に措いてシステムの貸出を許可されているのだ。
「ガーディアンズ・サテライト・ネットワーク、ハッキング……ファイアーウォール・ブレイク……ダミーデータを送信……」
ユエルがしようとしているのは、SUVの管理を司るホストコンピューターへのアクセスだ。
(だが、まさか! その筈は無い!)
あの時(ディ・ラガン戦)もそうだったが、ユエルはSUVの使用権利を取得していない筈なのだ。
「惑星間転送装置(サテライト・トランスポーター)使用許可、認証……転送元を同盟軍アーセナル衛星から、惑星パルム『END-R016』に書き換え……偽装完了(コンプリート)……転移着装、実行―――」

005
空中にフォトン光が複雑な幾何学図を描き、転送の術式を表す『転送紋』が出現した。回転しながら交差する円環(リング)の中心で空間の歪みが黒い球体を形作り、別空間と結び付く一種のワームホールを形成する。

「転・装!」

007

ユエルが通信姿勢から大きく腕を一回点させ構えを取った。それはどこか、GCH5(グラールチャンネル5)の子供用特撮ヒーローの変身ポーズを連想させた。黒い球体から目も眩む程のフォトン粒子が閃光となって迸る。
「クッ! ユエル―――!」
余りの眩しさにヘイゼルは左腕で目を覆った。一瞬、ユエルの身体が中に浮き、光の中に消えて行くのが見えた気がした。
やがて中空の転送紋が消滅し光が治まる。閃光で焼かれた目を瞬かせながらも、ヘイゼルの視線はユエルを探し求める。
その視界を大きな影が覆っていた。
(……?)
ヘイゼルは大きな影を形作る物体を見上げる。その全容を認識するのに数秒を有した。
「な……ッ……!」
しかし、それを理解した瞬間、ヘイゼルは己が目にした物に絶句していた。
目の前に聳え立っていたのは、巨大な人型をした物体だった。
全高、約7メートル。見上げる程、無骨で屈強な鋼鉄の機人。
その右肩部にはグロームバスターを彷彿とさせる、フォトンメーサー砲の砲身が―――。

001

「グロームバスター・エクステンション、エネルギーライン正常……」

左肩部にはヘーゲルバスターより凶悪な七つの砲口を持つ機関砲(ガトリング砲)が―――。

002

「ヘーゲル・パニッシャー、セーフティー解除……」

右腕には凶悪な大型鋼拳、左腕には禍々しく、鋭利で獰猛なパイルバンカーが―――。

003

004

「デストロイ・ハンマー、コネクト……ストライカー・パイル、炸薬装填……」

例えるなら、全身を強大な兵装で覆った鉄の巨人。
武装を変え、現代に甦った強壮なる武神。
その迫力、その質量……余りの威容にヘイゼルは思わず後退さる。
「こ、これは―――ッ!?」

「エンドラムが造った次世代のSUV……

Large

Obstinate

Vanguard

Experiment-machine

これが……これこそが姉さんの真の姿……!」

ヴィエラの声がエキセントリックに跳ね上がる。
そんな二人に対し、審判者の如く、冷たいユエルの声が響く。

008

「全兵装オールグリーン L・O・V・E ……起動」

《続く》

ヘイゼル   「ネクストじゃねえか―――ッ!(#゚Д゚)」
ユエル    「フロムさん、早くACの次回作出してくださいッスよ…あ、あとデモンズも…(゚∀゚)」
ヘイゼル   「話し全然関係ねえしッ! Σ(´Д`lll)」
ユエル    「今回は作者が一番書きたかったシーンらしいッスよ?(゚∀゚)」
ヘイゼル   「PSU体験版の時からあっためてたシーンらしいな」
ユエル    「タイトルの『L・O・V・E』に込められた本当の意味が解るシーンだったッスね…でも、予想以上に盛り上がった書き方ができなくて、また凹んでるらしいッスよ (ノ∀`)」
ヘイゼル   「プギャー(^Д^)」
ユエル    「で、『L・O・V・E』には『おっきくて・頑丈な・前衛機・の実験機』って意味があるそうッスよ(゚∀゚)」
ヘイゼル   「相変わらず、センスねえなッ! しかも適当臭い!(;´Д`)」
ユエル    「本当に適当だったみたいッスよ? と、言う事で『甘え! 俺ならこうこじつける!』って言うアイデアがあったら教えて下さいッスよ!(゚∀゚)」
ヘイゼル   「人任せかよッ!(#゚Д゚) てか、採用されたら何かあんのか!?」
ユエル    「オプーナを買う権利でも……」
ヘイゼル   「いらんッ!(#゚Д゚)」

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